溶けて
消えてゆくものを創る
存在を消し、不在を確かめるあなたの手
声はうつせみ
かろやかなリズムでゆらぐ炎
くちづけのあとの遠い記憶
言葉の繊細な刺が震える
いつか、
私たちのたどった道の優しさを思いだす時がくるだろう
その時に必要なのは、沈黙を埋める言葉ではなく
沈黙を許容するための、あなたと私の手
時を遡航するように溶けて流れる血液のつたない温度

そっと唇を噛めば忘れてしまいそうな思いを重ねて
日々はめぐる


nuri
2007/11/26 (Mon) 21:47

沈黙を埋めるのが言葉ではなくそれが手だったらどんなに救われるのでしょう。
今日の暗闇も手探りで歩いていけそうな気がします。

  • To川島 朗さん
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